山羊革(ゴートレザー)の普段のお手入れは、乾いたやわらかい布で表面のほこりを落とす程度で十分です。
頻度は1、2ヵ月に1度ほどでOKです。頻繁にクリームで保湿してしまうと、革の内部に必要以上に水分が溜まり、シミやカビの原因になってしまいます。
まずブラシで軽く表面のほこりを落とします。ブラシは毛が細くやわらかい馬毛のブラシを使いましょう。
そのあとに、やわらかいクロスの先に革用のお手入れクリームで、少しずつ革表面に伸ばしていきます。艶を出すワックスや乳化性クリームよりも、水分が多くシミになりにくいデリケートクリームがおすすめです。
デリケートクリームの成分のほとんどは水分でできており、ワックスや乳化性クリームのようにロウが含まれていません。そのため、革表面に塗ったときのロウ特有の艶や光沢感は出ません。
かわりに水分や油分を、革の内部までしっかりと行きわたらせることができます。乾燥した革に潤いを与えるのにぴったりのクリームです。
クリームを塗ったら、日陰でしばらく乾かせばお手入れは完了です。
また、山羊革(ゴートレザー)もほかの革と同じく水に弱いです。雨などに濡れてしまったら、すぐに乾いた布で水分を拭きとるようにしてください。
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